近年、爆風や衝撃に耐えられる建造物の研究と設計は世界的な課題となっています。 米政府調査によると、建造物や重要施設への攻撃が世界中で増加することが示されています。 多くの人々を収容する建造物が何らかの爆風で破壊された場合、コンクリートや鉄、窓の破片が高速で飛散し、甚大な被害をもたらします。

9・11同時多発テロ攻撃以降、建造物の補強とセキュリティに重点が置かれ、潜在的な脅威をより軽減する設計への認識が高まっています。 LINE-X PAXCONテクノロジーは、爆風から建造物を守り、高速に飛散する破片を塗膜内に留めることで、死傷者が出るのを抑制します。

爆破前

左：未処理の壁、右：PAXCONを塗布した壁

爆破後

左：未処理の壁、右：PAXCONを塗布した壁

PAXCONを壁に塗布

爆破前の壁

左の壁：PAXCONを塗布、右の壁：未処理

爆破

90kgのTNT爆弾及び、 2.3kgのC４爆弾に匹敵する爆弾を、 建物から9m離れた位置で爆破

PAXCONを塗布した壁

壁は、爆風や瓦礫からダミー人形を守った。

 

爆破後の壁

PAXCONを塗布した壁は留まったが、未処理の壁は完全に崩壊した。

爆破後の処理の壁

未処理の壁は崩壊し、室内に瓦礫を飛散させ、ダミー人形を破壊した。

より強靭なコーティングが求められる場合には、LINE-Xコーティングに特殊な金網シートを組み込むことで、爆風から建物の壁、柱、床、車両などを守ります。 一般的なソリューションでは、鉄やコンクリートを厚くすることで「重い要塞」を作りますが、 その強化方法では施工にコスト及び時間が掛かるだけでなく、稼働停止時間も長くなる可能性があります。 LINE-X PAXCONソリューションは、施工が容易、軽量、しかも優れた性能をもたらします。

構造：爆風が発生した場合でもLINE-X PAXCONソリューションは強度を発揮する一方で、破片を飛散させない強靭で弾性力のある塗膜を維持します。

以下は、LINE-Xを塗布したコンクリートブロック壁から0.5m離れた位置でカチューシャロケットを爆破した試験の写真です。

Safetywire ®

  • 様々な建物を保護
  • 設置が容易
  • 長寿命化
爆破前
カチューシャロケット爆破
LINE-X塗布面
爆破側の面

SAFETYWIRE®用途

  • 構造物強化

  • 建造物強化

  • 不審者侵入対策

  • 装甲車両強化

  • ATM強盗対策

  • その他

SAFETYWIRE®該当規格

  • DHS SAFETY ACT（反テロリズム規格）

  • UFC 4.010-01（米国国防省、最小テロ対策基準）

  • TM5-853 VOL.1 & VOL.2 （セキュリティエンジニアリングマニュアル）

  • PBS P100 CHAPTER 8 SECURITY DESIGN（施設規格）

  • ASTM規格F1642（耐空爆ガラス規格）

米国国防総省は、9/11の後、ペンタゴンの修繕に爆風緩和の目的でLINE-X PAXCONエンジニアリングを採用しました。 それ以来LINE-Xは、米国連邦ビル、ワシントン海軍造船所、英国国防省など世界中の重要な場所で使用されています。